| ■2006/05/17 |
| 透析食 栄養コラム15 リンについて |
| 2.リンのじょうずなとり方(o^o^o) では、リンの値を高くしないためにどのようなことをしたらよいでしょうか・・・。リンは基本的にすべての食品に存在しており、どんな調理法を施しても除去できませんが以下の方法によってリンをコントロールできます。 @ リンが多く含まれる食品を少量ずつバランスよく食べる。 A リンを吸着してくれるお薬(カルタン:炭酸カルシウムなど)を必ず食直後に飲む。 B 十分な透析を行う。 これらのことを覚えておいてください(^o^) 3.リンを多く含む食品 リンの含有率が高いのは、主に保存料やたんぱく質が多い食品にたくさん含まれています。保存料を多く含む食品はたんぱくの量が制限以内でもリンの含まれる量は多くなります。(保存料が入っているかは、商品の袋の裏に表示してある材料名のところを見て下さい) 以下の表はリン交換表から抜き出した、リン50mg/ dlを含む食品の量を示した表です。この表を基にして今までの食事を見直し、食事のあり方をもう一度考え直してみましょう。(^−^)/`` |
| ■2006/05/17 |
| 透析食 栄養コラム14〜 リンについて |
| 今回は食品に含まれる栄養成分のリン(P)についてお話します。リンは体に必要な物質ですが、過剰に摂取しすぎると、尿や便として排泄されます。しかし腎不全では、尿からのリン排泄が低下し体内に蓄積されてしまうので、便と透析で除去できる範囲に摂取できるように食事の工夫が必要となります。 1.リンの恐ろしさ・・・(-. -; みなさんは体の中にリンがどれくらい存在しているかご存知ですか?体内に含むリンの含有量は6.0mg/dlです。月に2回行っている採血検査のデーターを見てこの値が6.5mg/dlをオーバーしている方は体の危険信号です。 リンを多くとりすぎて体内のリンが高い状態が長い間続くと、異所性石灰沈着などという症状が出てきます。これは血管の壁などに骨のような物質がガチガチにこびりついてしまう状態で、これがみなさんの間でもよく知られている動脈硬化の原因となるのです。 リンの摂取量は、50Kgの体重の人で一日800mg/dl以下が目安ですが、このようなことにならないようにするためには、上手にリンを取っていかなければなりません。 |
| ■2005/10/08 |
| 透析食 栄養コラム13 〜ビタミン剤について2〜 |
| ビタミン剤は、病院で処方されているもの(ロカルトロールなどのビタミンD剤や鉄剤など)もあれば、店頭で気軽に販売されているのもありますね。では、病院で処方されるビタミン剤も店頭で販売しているビタミン剤も結局は同じものなのでしょうか? ビタミン剤には、法律上3つの呼び分けをしています。 【医薬品】 薬事法で定められた成分・含有量などの基準をクリアしたもので、効能・効果がうたってあります。ビタミンの誘導体が大部分に含まれ、病院と薬局のみで扱う事ができます。 【医薬部外品】 医薬品と同じく基準が定められています。薬局の他、スーパーやコンビニで販売できる物もあります。 【食品】 食品衛生法で食品添加物として認められている成分しか使用できず、上記2つに比べて作用が強くないので、用途、服用などの記載は義務付けられていません。(目安に従い摂取しましょう) |
| ■2005/09/22 |
| 〜訂正〜 |
| 透析食 栄養コラム8〜ナトリウムとクローンについて2〜 について誤りがありましたのでお詫び申し上げます。 ミルキーのお菓子について 誤り:ナトリウム0.325g 正しい: 塩化ナトリウム(食塩)0.325g |
| ■2005/09/17 |
| 透析食 栄養コラム12〜ビタミン剤について1〜 |
| ビタミン剤といえば、最近の薬局やコンビニではサプリメント(ビタミン剤)コーナーがとても充実していますね。肌の調子を整えたい、眼の働きを改善させたい、抗酸化…などなど、人々がサプリメントを求める目的は様々です。食事からの摂取と異なり、必要量が確実に摂取できる、という点でサプリメントは優れていると思います。ただし、「ビタミン過剰症」という言葉もある通り、個々の特徴を十分に理解した上での使用が大切です。 ≪サプリメントについての考え方≫ 使用について、禁じているわけではありません。しかし、内服中の薬剤と併用する事で、サプリメント本来の効果があなたにとって害となる場合もあるのです。そのため、サプリメントは効用をよく確認し、専門家にご相談する事をお勧めいたします。 まずは下記のチェック項目を確認してみましょう。 ≪このようなビタミン剤は必ずご担当の医師や薬剤師、栄養士にご相談下さい≫ □ カルシウムが入っている □ ビタミンD・プロビタミンD(ビタミンD誘導体)が入っている □ その他脂溶性ビタミンが入っている(ビタミンA類・E類・K類) |
| ■2005/08/18 |
| 透析食 栄養コラム11〜ビタミンCの調理による損失〜 |
| ビタミンは水や熱に対して不安定なため、ゆでたり、水にさらす事により、ある程度流失してしまいます。また、空気に対しても同様で、そのまま置いておくだけでも少しずつ流失していくものです。今回は、料理による野菜のビタミンC残存率を示してみました。 *1分間ゆでる キャベツ・・80% ほうれん草・・74% *生のまま5分間水にさらす 人参の千切り・・70% ほうれん草・・80% *大根をすりおろして5分間置いておく・・90% また、カリウムをゆでた場合の一般的な減少率は以下の通りです。 ビタミンCよりも減少する割合は大きいようですね。 じゃが芋…45%減少 ほうれん草…40%減少 キャベツ…30%減少 大 根…20%減少 なす…10%減少 |
| ■2005/08/08 |
| 透析食 栄養コラム10〜ビタミンKについて〜 |
| ビタミンKを多く含む食品:納豆、ほうれん草、ブロッコリー 血液は外気にさらされるとすぐ凝固するという特徴があります。 怪我などで血液の流失を防ぐ、大切な作用です。ビタミンKはこの血液凝固作用を持っています 透析は血液を体外に出してから行いますので、普段からこの作用を抑える目的で、ヘパリンという抗凝固注射薬を入れています。注射薬の他に内服薬(ワーファリンなど)もあり、医師の指示で服用する事があります。ワーファリンを服用する際には、納豆とクロレラ食品は摂取しないようにして下さい。 【凝固作用と抗凝固剤】 というのは、納豆やクロレラ食品にはビタミンKが多量に含まれており、抗凝固剤の作用とぶつかりあってしまうからです。上に書いた通り、ブロッコリーやほうれん草にもビタミンKは含まれますが、これらはかなりの量を食べないと過剰摂取にはつながらないため、禁止する必要はありません。ビタミンKは食品などから摂取する以外に、腸内の細菌が合成し、それを直接吸収し利用するものなので欠乏症については心配ありません。 |
| ■2005/08/03 |
| 透析食 栄養コラム9 〜ビタミンについて1〜 |
| ビタミンって何?】 体内でほとんど合成されないため食物から摂らねばならない栄養的に必須の物質のことを言います。性質によって水溶性(水に溶ける)と脂溶性(油に溶ける)の2つに分けられます。 【ビタミンの働きは?】 体内の様々な代謝に働きます。代謝とは、例えば栄養分が体内で分解され、吸収するのを助ける働きを指します。 以下に主なビタミンの働きと含まれる食品を並べてみます。 【脂溶性ビタミン】 ★ビタミンA (働き)粘膜を丈夫にし、皮膚や髪の健康を保つ、視力を正常に保つ、がんを予防する。 (多く含まれる食品)レバー、うなぎ、もろへいや、人参、鶏卵、、のり、牛乳 ★ビタミンD (働き) 骨や歯を丈夫にする。 (多く含まれる食品)鮭、メカジキ、干ししいたけ、レバー、まいたけ ★ビタミンE (働き)強力な抗酸化作用があり,活性酸素の害からからだを守り成人病を予防、老化を遅らせる。 (多く含まれる食品)もろへいや、うなぎ、かぼちゃ、アーモンド ★ビタミンK (働き)血液凝固や骨の維持にかかせない (多く含まれる食品)納豆、もろへいや、ほうれんそう、わかめ |
| ■2005/07/30 |
| 透析食 栄養コラム8〜ナトリウムとクローンについて2〜 |
| 【簡便な塩分計算】 スーパーなどで食料品を買った場合、包装部分にはたいてい栄養成分表がついています。ナトリウムの表示も見つける事ができるでしょう。そこで簡単な計算式のご紹介です。 ナトリウム400mg=食塩1g この式を覚えておくと便利です。スナック類など意外に塩分を多く含んでいるのが分かるでしょう。 ちなみに原材料名の表示は多く含む材料から順に表示してあるのでそちらも食品を選ぶ参考にしてみてください。 例)商品名:ミルキー(ペコちゃんのお菓子です) 【栄養成分表(100g当り)】 熱量392Kcal たんぱく質3.7g 脂質5.5g 糖質81.8g ナトリウム130mg カルシウム110mg 【原材料名】 水あめ、加糖練乳、上白糖、植物油脂、食塩、乳化剤 *この場合、最初に書かれている「水あめ」が一番多く使われているという事になります。また、上記の通り、塩化ナトリウム(食塩)0.325g 「約0.33gの食塩がミルキー100gに含まれている」という事になりますね。 皆さんも身近な食品で計算してみてください。 |
| ■2005/07/25 |
| 透析食 栄養コラム7〜ナトリウムとクローンについて1〜 |
| 血中のナトリウム濃度は塩分摂取量と比例して極端に高くなったり低くなったりする事はありません。身体には血液中の塩分濃度を自動調節する機能が備わっており、常に一定の濃度に保たれているからです。ナトリウム濃度とクロール濃度は平行して動いている為、同じ検査と考えて下さい。濃度異常が起こる時は以下の事が考えられます。 【ナトリウム濃度が高い場合】 水分の極端な欠乏、あるいは塩分過剰の2つの原因が考えられます。 前者は下痢など、後者は口渇を伴う事が多い。 【ナトリウム濃度が低い場合】 水分の摂り過ぎやドライウエイトの設定が甘いと血中に溜まった水が細胞内に逃げ込み、特に脳細胞に水が溜まると倦怠感、食思不振などの神経症状が起こりやすい。 ナトリウム濃度の適正化には適切な除水をしっかり行う事が重要です。 【全ての日本人の悩み】 おなじみ、減塩についてですが、 日本人が1日に平均して摂取する食塩の量は平均12〜14g、 対して欧米の一般的な塩分摂取量は平均10g以下です。 しょうゆ・味噌より、ソース・ケチャップの方が塩分が少ないのもうなづける話ですね。 |